炎症性腸疾患
潰瘍性大腸炎 当院の治療方針
5-ASA(ペンタサ、サラゾピリン、アサコールなど)
潰瘍性大腸炎では維持療法として中心的な薬剤です。そして、寛解導入においても非常に有効な薬剤で重症度によって使い分ければ、ステロイドを使用せず維持療法に移行できます。
決まった量を毎日しっかりと飲むことが重要です。これまでも、サラゾピリン単剤やペンタサの単剤で寛解維持できている方います。小児の潰瘍性大腸炎は重症だといわれますが、しっかりと内視鏡所見や
臨床症状を見極めることで外来でも治療が可能です。また、注腸剤や座薬の併用など治療のバリエーションも様々です。
ステロイド
5-ASAだけでは寛解導入できない場合には必要になる薬剤ですが、成長障害など小児では避けられる傾向のある薬剤ですが非常に有効な薬剤です。副作用も短期間に限って早期に減量を行うことで最小限の副作用にすることができます、
近年は、ステロイドの減量方法も確立されてきており長期使用することなく、長期使用の可能性がある場合は他の薬剤の治療へ早期に切り替えていきます。
当院での減量例:PUCAI65点 60mg(症状改善時)→30mg→15mg→7.5mg(総投与量1.8g)
免疫調整剤